熟年離婚

妻が、夫の定年退職を期に離婚を切り出すというものです。年金分割も法律改正でできるようになりました。離婚したいと考えているには、何らかのきっかけがあったはずです。それがどこにあったのかを離婚したいと言われた本人は気づかないことが多いです。特に男性である夫の場合は、本当に寝耳に水といった状態のようです。それは長い夫婦生活の間で溜め込まれてしまっているものです。そのため言い出した相手を、説得し、思い留まらせるのは非常に困難です。離婚したいと言われて、言われたほうが感情的になって、ろくに話し合いも出来ずに離婚してしまうといったケースは多いようです。妻に離婚したいと言われ夫は、つい感情的になることが多いようです。大事なのは、まずは夫婦で冷静に話し合うことなんです。

金銭や異性問題

離婚したいと考えるのには、必ず何らかの理由があります。離婚したいと言われることのないように、非があるところはきちんと認めて、今のうちに改善していきましょう。離婚したいと考える理由には、まず金銭問題があります。お金に関してルーズだったり、逆にもの凄くケチだったりすることで、金銭感覚の不一致が生まれます。これが離婚問題に発展することがあります。金銭感覚は、自分ではあまり意識しないものです。しかし浪費癖がある人は、いずれ離婚したいと言われる可能性が高いです。浪費癖がさらにエスカレートして、借金をするようになると大問題です。次は浮気問題です。身近にもよくあることとはいえ、いざ自分の身に降り注いでくると、ほとんどの人が許せないという感情になるようです。以前は夫の浮気が問題となることが多かったのですが、今では妻側の浮気も多くなってきました。お互いに新婚時代は当たり前にしてあげていたことが、おろそかになっていたりしていませんか?早めにわが身を振り返ることも必要です。

DV問題

離婚したいと考える問題として、深刻なのがDV問題でしょう。DVとはドメスティックバイオレンスのことです。夫やパートナーから身体的な暴力を受けることをいいます。年々ドメスティックバイオレンス被害は増えてきています。どんな理由があろうとも暴力を振るった夫のほうが悪いです。統計では女性の20人に1人が生命に危険を感じる程の暴力を受けていたことが報告されています。いまや社会問題となっています。ただいきなり暴力からはいることは少ないようです。例えば言動がきつくなってきたり、無視するようになるなどの態度を取りはじめ、だんだんエスカレートし暴力に発展します。兆候と見られる態度を夫がし始めたら、まずは妻はその態度に対して毅然とした態度で接することが重要です。ここで自分に非があるから、夫はこのような態度をとっているのだと考え我慢していると、益々エスカレートしていきます。そしてまずは自分の身の安全を確保しなくてはいけません。ドメスティックバイオレンスがひどくなる前に、第3者に入ってもらい事態がこれ以上悪化しないようにしましょう。警察に相談することも躊躇してはいけません。